2010年07月17日
ある日のお客さん
少し前に、あるお客さんが来たときの話である。
40〜50歳位の男性で、作業着みたいな服装だった。
ずーっと笑いながら、商品を選んでいる。
知的障害のある方
2時間はいただろう。
ようやくレジに来た。
品物をどっさり持って。
しかし、会計はニ千円しか持っておらず、到底買えるはずがない。
「何かやめないと買えないのですが、どれをやめますか?」
と言っても、あまり通じてなく、笑っている。
困ったー
こういう時はどのように接すれば良いのだろう?
どうしたら伝わるのだろう?
他のスタッフが一生懸命説明している中、私はどんどん、どうしようもない気持ちに襲われてしまった。
伝わらないもどかしさ、どうしたら理解して頂けるかという焦り。
いわゆる、自分は健常者という部類で、障害者の気持ちは本当にはわからない。
2時間かけて、あんなに楽しそうに選んでいた姿をみると、とても純粋なものを見せられた気がして、涙が溢れてきた。動けなかった。
自分は汚いものとさえ思った。
その後、男性のお母さんが来て、無事に会計は済んだ。
私はしばらく、色んな感情が湧き出てきて、意味がわからなかった。
Posted by いろとはな at 16:37
│Comments(2)
│ha-run.
この記事へのコメント
いま、障害者の方といっしょにお仕事させてもらってて、色んな面見たりするけど…根っこはとても純粋で、優しいんだなぁと感じるよ☆そういうキモチが湧いてくるha-run。ココロが澄んで、優しい証拠だとおもいます
Posted by manaminney at 2010年07月17日 19:58
manaminneyさん、コメントありがとうござります。
本当のところ、もっと複雑な思いもあって、レジにいても、涙は出てくるし、全く自分がどうしちゃったんだか、不思議な感覚でした。
ただ、キレイなものを感じたのは確かだったなあ。
本当のところ、もっと複雑な思いもあって、レジにいても、涙は出てくるし、全く自分がどうしちゃったんだか、不思議な感覚でした。
ただ、キレイなものを感じたのは確かだったなあ。
Posted by ha-run. at 2010年07月19日 19:04